うその様な本当の笑える話し 食事情 in アメリカ①
今日は、ちょっぴし笑えるアメリカの食事情について書いていこうと思います。
っと。その前に
毎週かかさず私が観ている日本のテレビ番組では、トランプ氏がアメリカ大統領選挙に勝ってから、これからのアメリカとの付き合い方や、韓国大統領のスキャンダラスについての報道が頻繁にされています。
今自分が生きる事で精一杯で、政治や社会情勢にただただ楽観的に傍観している私ですが、
少し気になるニュースがありました。
TPP です。
いったい、これが何なのかは、ハッキリと知りませんが、
TPPの概要で、遺伝子組み換え食品の輸入の促進(今までは原則輸入禁止)
そして、遺伝子組み換え食品の表示不可 だそうです。
番組の中で説明していた先生は食品に関し、TPPが成立した後
日本に遺伝子組み換え食品の有無の表示が無い食品がたくさん輸入されるを懸念していました。
しかし、逆に考えたら、
日本消費者の『表示のないものは安心できないから買わない!』って声が高まれば、
遺伝子組み換え食品を扱わない業者は、必ず差別化をさせたいと思うので、
今まで以上に組み換え食品の有無表示が確率される様な気がします。
っと、世間を知らないわたしは思うのですが、甘い考えなのかな?
アメリカは遺伝子組み換え食品では無い食品には必ずこの表示がついています。
なので、この表示が無い食品は、遺伝子組み換えされてるの?!っと思っているわたしです。
そして、このマークがあれば安心!っと思っているのもわたしです。
果たして、この考え方が正しいのか間違っているのかは、判りませんが。。
とりあえず、この↑↓2つのマークのある食品を完全に信用しきって買い物しています。
さて、ここからが、ちょっぴし笑える嘘の様な本当のお話しです。
MSG
これが何なのか知らない人も、一度は耳にした事があると思います。
MSG とは、うまみ調味料や味の素の主成分でグルタミン酸ナトリウムです。
私の記憶の中で思い浮かぶのは、パッケージに味の素と印刷してある赤いキャップの白い粉の瓶です。
決まってこんな感じで、
化学調味料=うまみ調味料=調味料(アミノ酸) 表示されています。
MSG とは科学調味料のことです。
子供の頃から実家ではこの白い粉が常備されていました。
私はこの白い粉を「魔法の粉」と教わってたので、私が料理する時は、どんな料理にも使用していました。
とても身近な調味料です。
これは、10年ぐらい前に日本食レストランで働くお友達から聞いた話しです。
アメリカでは、MSG を使用していないレストランは必ず『NO MSG』表示を入り口近くにして、化学調味料を使っていない事をアピールしています。
友達の働くレストランはMSGを使用した料理を提供していたのですが、時代の流れとともに、化学調味を使う事を止め、『NO MSG』の料理を提供するようになりました。
ところが、
『いつもと味が違う。』『味が薄い。』『美味しくない』っと、たくさんのお客さんから言われてしまったのです。
うま味調味料を止めた事で、お料理が美味しくなくなってしまったのです。(笑)
レストランのオーナーは、元に戻して化学調味料を使った料理を提供しようかと考えたそうですが、
世間一般では、MSGは身体に良くない!っというのうが当たり前になりつつあったので、
オーナーとしても、『NO MSG』の方向で行きたいが、客足が遠のくのは困る。
そこで、考えたのが、
MSGを使用した料理は提供しないかわりに、テーブルセットの醤油、塩、紙ナプキン、そして化学調味の入った瓶を置く事にしたのです。
あくまでも、料理はNO MSG!でも、『もしもよかったら、これ使ってね!』っと、
あくまでも、MSGの使用はお客さん意思でよろしく!のスタンスで行くことにしたそうです。
そしたら、ほぼ全てのお客さんがテーブルに置かれた化学調味を使用したそうです。
MSG は身体に良くない。
↓
でも、‘MSGの使ってない料理は美味しくない。
↓
美味しいものが食べたい。
↓
ヨシ!MSGを入れれば美味しくなる!
↓
やっぱし!美味しい!
すなわち、Everybody loves MSG!
頭ではMSG (化学調味用)が良くない事は知っているけれど、舌はMSG料理の美味しさを覚えているので、当たり前の様にMSG (化学調味用)をみんな使用したようです。
今は、10年前に比べて世の中のMSGに対する意識も高いとは思います。そして美味しいNO MSGのレストランがたくさんアメリカにもあります。
例えテーブルに化学調味料が置かれていても今は使う人はいないと思います。
たぶん?
もしかしたら、ちょっといるかもしれません。
なぜならば、わたしは未だにウェイパーだけは手放せないからです。